そばの里 in 十勝新得町

蕎麦

牡丹そばの芳しい香りが楽しめる「もりそば」

うまいそばを提供する店を持ちたい

 店主の筒渕年廣さん(64)がそば屋の経営を思い立ったのは、20代前半の頃。旅行代理店に勤め、全国を飛び回っていた筒渕さんは、日本一のそば処・信州で一杯のそばに出会う。あまりのうまさに店主に尋ねると、「十勝産のそば粉を使用している」と言う。地元十勝には全国に誇る良質な素材があると改めて認識した筒渕さんは「うまいそばを提供する店を持ちたい」と脱サラを決意。母親の経営する音更町の食堂「もり福」で蕎麦打ち修行を始めた。

 「練り、伸ばし、切り。ぜんぶ我流」と照れくさそうに語る筒渕さんだが、独自のそば道を徹底的に追求し、4年後には帯広市内に「明治園」を開店。近隣住民や観光客などから「十割そばなら明治園」と評判を集め、18年間その地でそばを打ち続けた。

 以降は、札内や御影など管内のそば屋で腕を磨き、2015年5月に現店舗を開店。屋号を漢字から平仮名に変え「めいじえん」とした。

 筒渕さんのそばは、その日の気温や湿度によって配合を変えるが、明治園時代と同じく限りなく十割に近い田舎そば。主として屈足産の「牡丹そば」を使用している。かえしは醤油に砂糖、みりんを加え、弱火で4~5時間ていねいに灰汁を取り、渋みを消して旨味を出す。「そばは原料そのものの味がするから、良い素材に巡り合えるかが勝負。でも新得にはそれがあるんだよね」と嬉しそうにほほえむ。昨秋には新そば祭りにも初出店。憧れのそばの里で新たなるそば道を突き進んでいる。

筒渕年廣さん

山里の手創りそば工房そば家めいじえん
住所 新得町元町66-3 MAP
電話 0156-64-3332 TEL
営業 11時~15時1
(そばが無くなり次第終了)
定休 木曜日
席数 32
駐車 6台(隣に町営駐車場もあり)

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